海外FXが選ばれる一番の理由とも言えるのが「ゼロカット」です。相場が急に動いて口座の残高がマイナスになっても、そのマイナス分を業者が負担してくれる仕組みで、入金した以上のお金を失うことがありません。この記事では、ゼロカットの仕組み、国内FXの「追証」との違い、XM・HFM・XS・Exnessの対応、ゼロカットが使えなくなるケースまで解説します。
結論:ゼロカットがあれば、損失は入金額まで
- ゼロカットは、口座残高がマイナスになったとき、業者がマイナス分を0円に戻してくれる仕組み
- 国内FXにはゼロカットがなく、マイナス分は「追証(追加の支払い)」として請求される
- XM・HFM・XS・Exnessは、いずれもゼロカットを採用している
- 複数口座を使った両建てなど、ルール違反があるとゼロカットされないことがある
ゼロカットの仕組み
FXでは、損失が大きくなると業者が強制的にポジションを決済する「ロスカット」があります。通常はこれで損失が口座の残高の範囲に収まります。
しかし、重要な発表や週明けの窓開けなどで価格が一気に飛ぶと、ロスカットが間に合わず、決済された時点で口座の残高がマイナスになることがあります。このマイナス分を0円に戻すのがゼロカットです。
具体例:10万円の口座で相場が急変した場合
| 国内FX(追証あり) | 海外FX(ゼロカットあり) | |
|---|---|---|
| 入金額 | 10万円 | 10万円 |
| 急変後の口座残高 | −5万円 | −5万円 |
| その後 | 5万円を追加で支払う | 0円に戻る(支払いなし) |
| 失ったお金の合計 | 15万円 | 10万円 |
実際に、2015年のスイスフラン急変(スイスフランショック)では、国内FXの利用者に多額の追証が発生しました。ゼロカットは、こうした「入金額以上の損失」を防ぐための仕組みです。
国内FXにゼロカットがない理由
日本では、金融商品取引法で業者が顧客の損失を補てんすることが禁止されています。マイナス分を業者が負担するゼロカットはこれにあたるため、国内FX業者は採用できません。その代わり、国内FXはレバレッジが最大25倍に制限されています。
XM・HFM・XS・Exnessのゼロカット
| 業者 | ゼロカット | 追証 |
|---|---|---|
| XM | あり | なし |
| HFM | あり | なし |
| XS | あり | なし |
| Exness | あり | なし |
マイナス残高の反映は、自動で行われる業者と、サポートへの連絡が必要な業者があります。マイナスになったまま次の入金をすると、入金した分がマイナスの穴埋めに使われてしまう場合があるため、残高が0円に戻ったのを確認してから入金するのが安全です。
各業者の口座開設手順は、XM・HFM・XSの記事で画像つきで解説しています。
ゼロカットが使えなくなるケース
複数の口座や業者をまたいだ両建て
口座Aで買い、口座Bで売りを持ち、どちらかが大きく負けてもゼロカットで損失を消す、という使い方は各業者が禁止しています。見つかると、ゼロカットが適用されなかったり、口座が凍結されたりすることがあります。
ボーナスも一緒に消える
ゼロカットが発動すると、口座残高と一緒にボーナスも0になるのが一般的です。
ロスカットや証拠金維持率の仕組みは、レバレッジとはで解説しています。
ゼロカットがあっても気をつけたいこと
ゼロカットは「入金額以上は失わない」仕組みであって、「損をしない」仕組みではありません。高いレバレッジで大きなロットを持てば、入金した資金はあっという間になくなります。
- 1回の取引で失ってよい金額を、資金の1〜2%程度に決めておく
- 重要な経済指標の発表前後や週明けは、スプレッドが広がり価格も飛びやすい
- EAを使う場合も、ロット数と最大ドローダウンを確認しておく
資金とリスクから適切なロットを出すにはロット計算ツール、スプレッドが広がりやすい時間帯はFXの取引時間の記事が参考になります。
海外FXのリスクや、日本の金融庁に登録していない業者を使うときの注意点は、海外FXは違法?危険?で正直にまとめています。
よくある質問
ゼロカットされると何かデメリットはありますか?
通常、ゼロカットされたことでペナルティを受けることはありません。ただし、意図的にゼロカットを狙った取引(両建てなど)は規約違反になります。
ロスカットとゼロカットの違いは?
ロスカットは、損失が一定の水準に達したときに業者がポジションを強制決済する仕組みです。ゼロカットは、ロスカットが間に合わず残高がマイナスになったときに、そのマイナスを0円に戻す仕組みです。
まとめ
ゼロカットがあれば、相場が急変しても損失は入金した金額までに限られます。国内FXにはない海外FXの大きなメリットですが、ルール違反の両建ては対象外で、「損をしない仕組み」ではない点には注意しましょう。
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